ARCHITECTURE

JR北海道 知床斜里駅「建築探訪」

2008年に元々あった駅舎に観光センターを合築する形で改装された知床斜里駅

世界遺産である知床の玄関口として多くの人を迎い入れるのにふさわしい印象的なファサードを持つ駅舎。

斜め向かいには、斜里バスターミナルがあり利用される方も多いと思います。

訪れた際はじっくりと見て行っても損は無いです。

建築紹介

知床斜里駅の入口

5名の建築家によるコンペにより決定された駅舎デザイン

水平を強調したファサードに、入口となる部分に黒の鋼板を使うことでアクセントとなっています。

開口ぶ
木漏れ日の中にいる様な内部

北海道の間伐材であるカラ松の集成材を積層させ
リズミカルに配置された開口から光りがさし、室内にいるとまるで森の中の木漏れ日の様な印象を受ける。

掲示板やパンフレットにより、建物本来の美しさが損なわれているのは残念です。

建てた後のフォローも設計者に相談出来ればより素敵な建物に成れるのですが。。。

待合室

室内の天井をカラ松のルーバーにする事で機能部である設備配管を隠しながら木のぬくもりを感じさせる作りになっています。

JRとバスで知床に行かれる方はもちろん、女満別空港からレンタカーで知床に行かれる方も近くを通りますので、建築家のデザインした建物に触れてみてはいかがでしょうか。

建築情報

住所
北海道斜里郡斜里町港町17

所属路線
釧網本線

設計
川人洋志/川人建築設計事務所

施工
札建工業

おまけ

正面向かって左側からはじっくり見ないで下さい。

以前からの駅舎と新しく付け加えられたファサード

従来からの駅舎部分が見えてちょっと恥ずかしい気分になります。