札幌の中心に位置しながら周辺に北海道大学の広大な植物園と北海道庁赤れんが庁舎があるため、落ち着いた雰囲気の街角に建つONSEN RYOKAN 由縁 札幌。
名湯百選にも選出される北海道登別市のカルルス温泉の源泉が楽しめ、新しい旅館のスタイルを体感できるお宿です。
アクセス
住所
札幌市中央区北1条西7丁目6
TEL
011-271-1126
駐車場
有料(1泊・1台につき2,000円) ※15時より先着順でご案内
地下鉄
大通駅1番出口から徒歩約8分
西11丁目駅4番出口から徒歩約10分
JR
札幌駅10番出口から徒歩約13分
公式アクセスには記載されていないホテルに一番近い地下出口は「北一条地下駐車場公共地下歩道の1番出口」です。
最寄りの駅からホテルに向かい歩いていると、都市部なのに旅館のような灯籠のある建物が見えてきます。そこが今回の目的の宿「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」。
札幌の街並みを観ながら歩くのも良いのですが、ホテルの公式HPに記載されている最寄りの各駅の出口からでは冬道を歩くのが心配になります。
そんな時は「北一条地下駐車場公共地下歩道」がおすすめ。
ちょっぴり入口が分かりづらく・ちょっぴり殺風景なのですが、ここを利用することが、一番天候に左右されなく・一番ホテルの近くまで行けるルートです。
駐車場について
駐車場は併設の専用駐車場がありますが予約不可の先着順なので、車の方は15時に間に合うように着た方が良いですよ。
【一番近い地下歩道出口】北一条地下駐車場公共地下歩道
最寄りの各駅から徒歩で行くことが出来ますが、冬の時期や雨の日などに大きな荷物を持っての移動となれば心が折れてしまう方がいるかと思います。
札幌中心部はロードヒーティングが比較的整備されているとはいえ、特に雪道に慣れていない方が冬の寒い中、雪道を歩くことに不安があると思いますが公式には乗っていないホテルへ一番近い出口があるのが北一条地下駐車場公共地下歩道。
この北一条地下駐車場公共地下歩道の「1番出口」がホテルへの一番近い出口となり、1番出口から出れば地上を歩く時間が約4分と短縮できます。
「チ・カ・ホ」大通駅から札幌駅方面
札幌駅と大通駅を結ぶ札幌駅前通地下歩行空間「チ・カ・ホ」の10番出口と12番出口の間に接続する北一条地下駐車場公共地下歩道。
北一条地下駐車場公共地下歩道入口
入りづらい雰囲気で歩いている人も「チ・カ・ホ」よりグッと減りますが、右手一番奥にある出口が1番出口です。
エレベーターを利用したい方は、1分ほど地上を歩く距離が伸びますが中央警察署がある「3番出口」を利用できます。
チェックイン
フロントデスク
私たちは朝食付きで予約していましたが、他の宿泊客の方はチェックイン時に朝食の予約の案内もされていましたので、もし、朝食を付け忘れた方がいればフロントの方に申し出ると空きがあれば朝食を予約できます。
フロント横の囲炉裏スペースでは東京新宿のお香屋「Juttoku.」で製作した季節のオリジナルお香を愉しむことができます。
>Juttoku.公式HP
1階エレベーターホール
エレベーターはルームキーがないと乗れないのでセキュリティも比較的安全です。
エレベーター内案内
- 温泉大浴場は2階
- コインランドリーは5階と9階
- 自動販売機は6階と10階
6階ホール盆栽
7階ホール盆栽
各フロアーごとに違う盆栽が飾られています。
客室/ダブルルーム
和モダンな客室のつくりは「新しい旅館のスタイル」のコンセプトにマッチした内装。
ローベッド(フロアベッド)なので部屋の大部分をベッドが占拠していても、部屋の開放感があります。
部屋から見た玄関土間と洗面所。
玄関から部屋まで土間になっていて、土間とフロアの段差がフラットなので、雪の付いた靴でフロア近に靴を置いておくと雪の解けた水が入ってこないか心配になります。
側面奥の引戸はトイレの扉で中に便器とシャワーブース。
部屋のコンセプトとして土間を取り入れたかったと思うのですが、洗面を使うのに雪駄を履かなければならないのは正直面倒くさかったです。
ただ、20㎡と限られた空間の中にホテル側のコンセプトを守りつつ、客室としての要素を全て配置した設計デザイナーの方には感服致します。
受付時にフロントで渡された女性専用温泉カードキー。
大浴場の女性用脱衣室に入るためには女性専用温泉カードキーが必要でセキュリティも安心できます。
ベッドルーム
最近流行りのローベッド(フロアベッド)。
最初からベッドの足元に浴衣と足袋風の靴下がセットされています。
ベッドヘッド
左サイドはコンセント一口と手元灯スイッチ。
右サイドはコンセント一口とUSBポート、照明コントローラー、電話。
広縁
造り付けの椅子がある広縁。
椅子が動かせないので机との距離が難しいです。
7階ダブルルームからの景色。
都市部のホテルなので致し方がないですが、景色を楽しみたい方は植物園側等の違うタイプの部屋を予約することができます。
お着き菓子・ミニバー
広縁脇にあるお着き菓子とミニバー。
部屋の雰囲気を壊さないように冷蔵庫が隠されていて、お着き菓子横の格子戸を開けると下の収納から冷蔵庫が現れます。
冷蔵庫が収納扉の中に隠されているので、格子戸を開けっ放しにしないと冷蔵庫の十分な放熱ができないために冷えが良くないです。
何かキンキンに冷やしたいものや冷蔵したいものがある方は格子戸を開けっ放しにすることで冷蔵庫本来の性能を発揮させれことができます。
ユーティリティとアメニティ
ドライヤーはコップ等が乗っているお盆を開けると中に。
洗面台の下にバスタオルとフェイスタオルがセットされた籠が用意されています。
扉を開けると便器がありトイレ内にシャワーブースが設置されています。
感想
私たちはそれぞれバックひとつで宿泊しましたが、スーツケースを持って来ていたならば広げる場所を探すのに苦労したかもしれませんが、バックひとつでの旅行であれば、今回の広さのお部屋でも温泉大浴場もあり全く問題無く寛げます。
途中にも書きましたが、限られた空間の中にホテル側の旅館というコンセプトを守りつつ、客室としての要素を全て配置した新しい都市型の旅館スタイルを楽しめた一泊でした。
温泉大浴場と朝食については別の記事でご紹介します。